herrlichtの日記

フリーランスの企画職を目指す、今は単なるノンスキル会社員の日記

「挫折の構造」と、それを乗り越えるために持つべき4つのマインドセット

こんにちわ、herrlichtです。今回のエントリは「新たなチャレンジ」について。

私は割と移り気な性格でフットワークも軽いので、今までの人生で色々なことにチャレンジしてきました。

ギター、ダイエット、ランニング、バスリコーダー、水泳、プログラミング、ポーカー、ビリヤード、英語、etc...。

そして、その殆どで初心者期間のあまりのツマラナサに我慢し切れず、挫折を繰り返してきました。上に挙げたチャレンジの中では、成功したのはダイエットだけで、他は全て途中で投げ出しました。挫折の回数ではそうそう人後に落ちないだろうという自負があります。自慢できることでもありませんが。。。

そのような挫折の積み重ねの甲斐(?)もあって、最近では多くの人間が直面する「挫折の構造」がとてもクリアに見えるようになりました。構造の認識がしっかりと出来た故、新しいことに臨む際のマインドセットが洗練され、結果として近頃のチャレンジの継続率は、過去のチャレンジと比較し確かに向上してきたように思います。
以下では、「挫折の構造」が具体的にどのようなものであり、その構造の存在を前提として、決して精神力が強くない私たちはどのようなマインドセットを持つべきかについて、書いていきたいと思います。

挫折の構造

何故人は、新しいことを始めるとほとんどの場合挫折してしまうのか。その答えは、「絶望の壁の二重構造」にあります。

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絶望の壁①:セルフイメージと現実のギャップに絶望

どんなジャンルのチャレンジであっても、「未経験者」から「初心者」までは、ある程度のスピードで移行できます。
ギターを例に挙げると、ギターに1日触っていれば、ドレミファソラシドの音階くらいはスムーズに弾けるようになりますし、1週間続ければ。C,G,Em7といった基礎的なコードは一通り弾けるようになります。ここまでは、自身の進歩がわかりやすく見て取れますし、それ故に楽しい時間です。
ただし、この最初期の楽しい時間こそが、その後の地獄の停滞期を生み出すことになります。
人間の脳に刻まれた生来的な癖として、「あらゆる将来予測を、過去を参考とした直線形で捉えてしまう」というものがあります。「未経験者」から「初心者」への傾きと同程度の傾きで、「初心者」から「中級者」へステップアップできるだろう、と、半ば以上無意識に考えて、期待してしまうのです。
この期待が作用して、停滞期に入ってしばらくもしないうちに、「自分は既に2単位の時間を投下しているのに、実力は未だ1レベルまでしか到達していない。本来なら2レベルくらいには達していても良いはずなのに...やはり俺にはセンスがないのか、それともやり方が根本的に間違っているのか...。」といったように、セルフイメージと現実のギャップに思い悩み始めます。この段階でトレーニングがおっくうになり、投げ出してしまう人も数多くいると思います。これが第一の絶望の壁です。

絶望の壁②:中級者への道のりがあまりに険しいことに気づき絶望

しかし、挫折を繰り返しているうちに、または、中級者の話を聞いているうちに、今自分が陥っている、中々成長を実感できない雌伏の期間というものが、どうも誰にでもあるものである、ということがわかってきます。
人間の成長軌道というものは直線形ではなく、どうも指数関数の形状に近そうだぞ、ということに気づくのです。そして、自分が今いる位置が、実はそこまでふがいないものではない、ということを悟ります。セルフイメージと現実のギャップの解消です。
では、そのギャップを解消することが出来れば、中級者へのクラスチェンジに向けて気分一新、頑張ることが出来るかというと、そんなことはないのです。今まで4単位の時間を投下して3レベルの実力に到達した、と思っていた中級者が、実は6単位もの時間をかけてようやく3レベルに到達していた事実を同時に知らされるのです。ただでさえ中級者との実力差にげんなりしているのに、そのレベルに辿りつくまでの道のりが想像よりもさらに長いものでした、なんてことになったら、そこでまた心がポッキリ折れても仕方がありません。これが第二の絶望の壁です。

持つべきマインドセット

上で見てきたように、「絶望の壁の二重構造」はかなり凶悪です。正直言って、マッチョならざる一般人の私たちが、この構造の突破率を有意に向上させることが出来るような手法は存在しないと思います。
そうであるとするならば、どのようなマインドセットで新たなるチャレンジに臨めば良いのでしょうか。私が常日頃意識していることをまとめると、以下の4点になります。

  1. 「絶望の壁の二重構造」の凶悪さに鑑みるに、チャレンジの打率は1割でもあれば御の字。
  2. そもそも、挫折するようなチャレンジは自分に向いているチャレンジではないし、重要なチャレンジでも無い。
  3. であるからして、とりあえず打席を増やすことを重視する。色々と手を出してみる。
  4. もしも上手くいったら自分を褒め倒し、予想通り挫折しても一切自分を責めたりせずに次のチャレンジにGo!

...あまりに享楽主義的に映るでしょうか?

それでは本当に達成しなければならないチャレンジに直面した場合、打てる手はないのか?という点はどうしても気になるところだろうと思います。私も当初は打てる手を探し回りました。が、どうにも見つからないのです。
よく、何か新しいことを始める時は、それを周囲に宣言し、自らにプレッシャーをかけるべき!みたいな言説も目にしますが、個人的には殆どのケースにおいて逆効果だと思います。プレッシャーをかけたところで続かないものは続かないので、この手法はチャレンジに対するハードルを著しく高め、結果打席数を減らすという悪影響を及ぼします。
そこで、求められるのが発想の転換。

「頑張っても達成できなかったチャレンジは、そもそも本当に達成しなければならなかったチャレンジではないのだ。」

その位肩の力を抜いてチャレンジに向き合ったほうが、逆に成功率(継続率)は上がるモノだと、最近実感しています。

挫折を克服するための具体的な処方箋を求めていた人にとっては、肩すかしなエントリになってしまったかもしれません。
私も普段はこういう自己啓発っぽい、精神論めいた話はあまり好きではありません。どちらかというと、多少無理やりにでも具体的なStepに落とし込んだ処方箋を導き出したいタイプです。が、そんな私が珍しく、「精神論も捨てたモノでもないな」と思えたのが、今回話題として取り上げた「新たなチャレンジ」に対する向き合い方です。
すぐに腹落ちしなくても、「まぁそんなものなのかなぁ...」くらいに捉えておいて頂ければ、と思います。

それでは、また。